チュークでの日々（観光隊員のつぶやき): いつまでもチュークと日本の間に生きる男～故：橋口茂人:Shigeto Hashiguchi～

ここ最近雨が多いチュークです。

お陰様で夜は涼しく、

ここ数日は相棒（扇風機）なしでも快眠です☆★

昨日、帰国寸前の先輩隊員の送別会が催されました。

パーティのホストは先輩隊員のステイ先「ハシグチ」さん。

森ファミリーをはじめとして日系が多く住むチューク州。

ここウエノ島で「ハシグチ」と言えば、

この島で一番大きな「Ｓｈｉｇｅｔｏ'ｓ　Ｓｔｏｒｅ」を経営している

かの有名な「ハシグチファミリー」です。

先輩隊員は2年間そこのお宅にホームステイ。

いわゆる「ボンボン」ですね。

****ハシグチ　ファミリー****

Shigeto's Storeを経営していた故「橋口茂人」さんは日系2世。

茂人さんのお父さん「橋口茂」さんはチュークが日本統治時代のころ、

当時の中心地トノアス島（夏島：日本海軍本拠地が置かれていた島）で民芸品の材料を

取り扱うお店「橋口商店」を経営していた。

チューク人女性と結婚し茂人さんをもうけたが終戦となり日本へ送還される。

青年になった茂人さんは日本を廻る貨物船の船乗りになり、日本に戻った父・茂さんを探す。

茂さんが残した少しの情報が頼りだった。茂さんに再会できた茂人さん。

その時から、日本の「橋口家」とチュークの「Hashiguchi」の交流が始まった。

茂人さんと茂さんの再会の記事

2007年に71歳で亡くなった茂人さん。

クリスチャンだった茂人さんの亡骸は洋式のお墓に入っていますが

1周忌の際に、茂人さんの子供たちが「日本式のお墓」をその傍らに造り父に捧げた。

日本式のお墓

チューク人と日本人の血が混ざる茂人さんは

チュークの「Hashiguchi」と日本の「橋口」の絆を結び

亡くなった後も、チュークと日本の間で生きている。

茂人さん亡き跡も、Shigeto's Storeは子供たちにしっかり引き継がれいる。

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先輩隊員のお家もまるでリゾートホテルのような外観を誇る立派さですが

母屋（故：茂人さんのお家）もすごかったです。

昨日、初めてお邪魔したのですが・・・

腰を抜かしそうでした・・・・。

ここはどこ？？

チュークに居る事を忘れてしまいました！！

リビングルーム　
薄型テレビ？！？

日本刀やグラスのコレクションまで・・・・

天下のHashiguci家のパーティなので正直期は待していました♡
何やらいい匂いがしてきたので裏庭に行ってみると・・・

何か運転中ですか？

え？その先には「豚」が・・・

全体をみるとこんな感じ

逆アングルからだとこんな感じ。
なんと5時間もかけて焼いてくれていたとのこと！！

完成♪♪

豚以外にもこんなにお料理が！！
日本へ戻る家族（先輩隊員）のためにファミリー総出で準備です。
すごい種類！！！

さぁ♪♪　食べましょう♪♪♪

控えめに～♪なんて思いながら取ったつもりが
すっかり私もチューク人（？）

ナスの天ぷらまでありました♡
美味しかった～♪♪

豚・・・途中経過。

お料理の後は、先輩隊員たち（同期2名）が歌を披露♪
「チュークに帰ってきたい。
でも・・・・
帰ってきたら、ここでの生活を忘れられなくなる。
だから・・・・
チュークには戻っては来ないね。
もう、ここを卒業するね」

って意味の歌だったのですが・・・
この感情はなかなか理解されず。。。。

『戻ってきたいならきなよーーーーー！！』と一蹴(笑)